枝雀師匠の「うなぎや」

枝雀師匠の「うなぎや」
「おうおう、道頓堀川の、川の下りられるとこまで下りたんか」
「うー、下りられるとこまで下りたんや。「おおきにありがと、今日は本当にい
ろいろと助かった、あっちこちおつきあいしてもらって、本当にありがとう、まあ
何もないが十分に飲んでもらいたいな一とこう言ったんで・・・ね」
「ほおー、(ふと気付き)なっなっなあ、えー?何やて」
「いや一何もないけど十分に飲んでもらいたい一ってこう言うんねん」
「ほおー、かき舟と違うねやろ」
「いえ、違いま。かき舟あそこです。下りるとこまで下りたんです、もう下りられま
せん」
「何飲めちゅーねん」
「ですから私の、ま、目につくもので飲めるものと言えば、道頓堀川のそのー・・・」
「ようそんな・:。おい、「道頓堀で飲ましたる一ちゅうたんやろ」
「そうですねん。「道頓堀で飲ましたる一って言うたんですね。酒というような言葉
は一言も出なかったようですけどね」
「また徳さんにやられてんねん。いっぱい引っ掛けられてんねやないかい」
「さあ、わいかて、その時 しもたやられたな一と思ったけど、もう遅いがな」
「どないしたんや」
「あいつ、ちょいちょいあんなことしよんねん」
「そうや、どないしたんや」

 

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